本文へスキップ

○○町の○○○科クリニック。いまいずみ歯科・矯正歯科クリニックです。

矯正治療HEADLINE

歯列不正になる原因は数多くありますが、多くの場合は、歯の大きさとそれを支える顎の骨の大きさの不均衡が原因です。
歯が生えてくるスペースが不足しているのに、無理に生えようとして、その結果正常な場所からずれてしまいます。
その為、歯の生える場所の確保が必要で、多くのケースで歯を小さくする処置や、抜歯が必要となります。
不正咬合があると、見た目が良くないことからの心理的負担はもちろん、歯磨きが難しくなるため、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。
逆に、本人が気にしておらず、歯磨きが十分にできているような場合は、無理に矯正を行う必要はないため、全ての症例で矯正処置が必要になるわけではありません。
また、矯正処置の方法も数多くあり、処置の開始時期、移動量の多少、違和感の多少などの違いがあります。
一般的に、矯正処置期間は長くなるため、事前に十分検討、考慮した上で治療を開始することが大切です。



反対咬合



交叉咬合




叢生



当院では、歯並びの状態によって下記の矯正治療を行っております。
■ヘラ矯正   詳細はこちら
■萌出誘導(連続抜去・抜歯矯正) 詳細はこちら
■切歯斜面板を使用した咬合誘導 詳細はこちら
■マウスピース矯正  詳細はこちら
■ワイヤー矯正    詳細はこちら
■補綴矯正      詳細こちらは

ヘラ矯正

木製のヘラなど簡単な道具を使用し、自分の力で歯の移動を目指す矯正方法です。
現在の矯正方法がなたった時代に主に行われていた方法で、アイスクリームのヘラを使ったことが多かったため、「ヘラ矯正」と言われていました。
歯の移動を邪魔する残存乳歯がない、目的の歯のみにヘラを当てられる、反対の歯の異常がない、移動する歯が少数である、など各種の条件に適合した場合のみに行うことができます。
動かしたい歯にヘラを当てて手で位置を固定し、そのまま咬み込むことで反対の歯の先端を支点としたテコの原理で前方に動かす力を得ます。その状態で30分〜60分程度維持し、それを毎日繰り返して、少しずつ移動を行っていきます。
毎日の自己の力で移動させるため、必ず成功するとは限らない矯正方法となります。

手の力で歯を押すのではなく、咬み合せる力を使って歯を動かします。この状態を毎日30分〜60分維持します。



歯を傷めないために、木製のヘラを使用します。




治療の流れ
  1. 口腔内診査(虫歯の有無や歯肉の状態、現在の歯の生え方を確認して、今後の基本計画を決定します。
  2. 移動の邪魔になる乳歯の抜歯や、虫歯の処置後、ヘラの当て方、力の強さ等の練習を行います。お子さんが自分で行うのが難しい場合、おうちの方に手伝ってもらう場合もあります。歯に力がかかる感覚を体験してもらい、そのまま一定時間維持できるようにすることが大切です。
  3. 自宅での矯正を1日30分〜60分毎日行ってもらい、1〜2週間に1度来院してもらい、移動量、方法のチェックを行っていきます。
  4. 位置の改善ができたら、咬み合わせのチェックを行い、問題がない場合は矯正終了となります。


萌出誘導(連続抜去・抜歯矯正)

最近の子供たちの傾向として、全体的に顎が小さくなっています。
食生活の変化が主な原因と言われていますが、その結果、歯並びが良くない場合が多く見られるようになりました。
顎が小さくなったにも関わらず、歯の大きさは変わらないため、生えるための場所が不足し、最終的には乱杭歯(叢生)の永久歯列となってしまいます。
乳歯の段階で、将来的にそうなることは予想できますし、その場合、生え変わりの時期に治療することで叢生は予防出来ます。
生え変わりの時期に、隣の乳歯を早めに抜歯することで永久歯の生える場所を作り、正常な位置に永久歯を誘導する。その後、次の永久歯の生える時期にその隣の乳歯を抜いて歯を生やしていく。前の方から順に場所を作りながら永久歯を並べていく  このようなイメージです。
この矯正方法は、抜歯を行いながら歯を誘導していく方法ですので、特殊な器具は使用しない点、費用が比較的少なく済む点がメリットです。しかし、歯の生え変わりの一時期にしか行えない点、器具を使わない分、誘導の確実性に劣る点、抜歯が子供たちの精神的な負担になりやすいこと、抜歯のタイミングが限られる点、などがデメリットとなります。






本来理想的な歯並びは、このように歯と歯の間に隙間があります。その隙間を使い、永久歯は生えてきます。







乳歯の段階でスペースはなく、将来的な叢生が予想できます。










永久歯の生えるためのスペースが不足しているため、邪魔をしている乳歯を2本抜きます。









スペースを作ってあげ、永久歯の萌出を促します。



実際の歯の動き方


②が生えてきましたが、①が邪魔で斜めになっています。


そこで①を抜いて、②が生えてくるスペースを増やしました。④と⑤の間から⑥も生えてきました。


同様に⑤を抜いて、⑥が生えてくるスペースを作りました。段々、②がまっすぐになってきています。


早めに歯を抜いたので、前歯がまっすぐに並びました。


治療の流れ
  1. 口腔内診査(虫歯の有無や歯肉の状態、現在の歯の生え方を確認して今後の基本計画を決定します。)
    レントゲン撮影(レントゲン撮影を行い、永久歯の大きさを確認します。)
    模型作成(型取りを行い、参考模型を作成します。)
  2. 虫歯、歯肉等の問題がない場合、乳歯の抜歯を始めます。
    歯科診療に慣れている場合は2歯の抜歯を行う場合もありますが、通常は1歯ずつとなります。
  3. 傷の治り方をみながら、順に抜歯を継続していきます。
    歯の生え方によっては、2〜6ヶ月程度の期間をあけながらの抜歯となることもあります。萌出のタイミングを図るためのレントゲン撮影や、歯磨き指導を行う場合もあります。
  4. 上下6歯ずつの永久歯が萌出して、審美的に問題がなくなれば終了となります。

    犬歯、第一小臼歯萌出まで経過観察が必要ですので、通院の回数は少ないですがトータルの期間は長くなります。



切歯斜面板を使用した咬合誘導

切歯斜面板とは、永久歯の萌出直後から永久歯列完成までの間に行える、主に前歯の1〜2歯程度の反対咬合を矯正するのに用いられる矯正方法です。
移動したい歯の反対側にプラスチックで作成したマウスピースをセットし、咬み込む力を利用して歯の前方移動を促します。
マウスピースは透明なため、見た目や違和感は少ない特徴があります。
装着したままの食事はできませんが、会話は十分に可能です。
効果は装着時間の長さによるため、1日12時間以上を目標に使用してもらいます。そのため、継続にはおうちの方のご協力が必要です。
歯の移動に伴う細かな調整が必要なため、1〜2週間に1度程度の来院が必要になります。


歯に斜めに斜面をつけて、咬む力を、歯を動かす力に変えていく装置です。



口の中ではこのように見えます。透明なため、あまり目立ちません。


実際の歯の動き方


上の前歯が、下の前歯より後ろに入ってしまっています。


そこで、上の前歯が前に出るようにプレートを入れました。このプレートを使い続けると・・・。


上の前歯が、下の前歯よりも前に出ました。


治療の流れ
  1. 口腔内診査(虫歯の有無や歯肉の状態、現在の歯の生え方を確認して今後の基本計画を決定します。)
    レントゲン撮影(レントゲン撮影を行い、永久歯の大きさを確認します。)
    模型作成(型取りを行い、参考模型を作成します。)
  2. 参考模型より作成した咬合斜面板を口腔内に装着し、咬み合わせの調整を行います。
    動かしたい歯に力がかかるように高さの調整を行いますので、セット後の鈍痛や違和感がある場合がありますが、しばらくすると落ち着きますので心配はいりません。
  3. 次回来院時に歯のチェックを行い、装置を調整し、また力がかかるようにします。
  4. これを繰り返し目的の歯を予定の位置へ誘導します。
  5. 予定位置への移動後、咬み合わせのチェックを行い、問題がない場合は診療終了となります。


マウスピース矯正

透明なマウスピースを使用し矯正を行う方法で、軽度〜中程度の不正咬合の治療に適しています。
永久歯の生え始めた年齢から、大人まで可能な矯正方法で、他の器具を使う矯正方法に比べ、目立たず違和感が少ないことが大きな利点です。装着したままの会話も可能ですので、仕事を行っている方でも継続しやすいです。
歯を少し小さくし、移動用マウスピースを装着し、マウスピースごとに0.3mm〜0.5mm程度の移動を行います。マウスピースの交換を繰り返し、最終的な歯並びの完成を目指します。1日20時間程度の装着を目標にしますので、終了までの自己管理が重要です。
また、当院で行う場合、治療に先立ち、実際に見た目や装着感等を確かめ、継続できるか確認することもできますので、その旨ご相談ください。


装置は薄いため、あまり目立ちません。


実際に装着したときの状態です。


治療の流れ
  1. 口腔内診査(虫歯の有無や歯肉の状態、現在の歯の生え方を確認して今後の基本計画を決定します。)
    レントゲン撮影(レントゲン撮影を行い、永久歯の大きさを確認します。)
    模型作成(型取りを行い、参考模型を作成します。)
  2. 移動量の確認後、歯を小さくし、移動スペースを確保します。
    1回の削除量はしみない程度で行い、スペース不足が大きく削除量が大きい場合は、2回に分けて行う場合もあります。その後、型を取りマウスピースを作成します。
  3. 作成したマウスピースを装着し、歯の移動を開始します。
    一度の移動量は0.3mm〜0.5mm程度のため、装着時の痛みは無いか、または軽度です。2〜3週間程度使用することで、歯の位置が固定されます。
  4. 前回のマウスピースが抵抗なく装着できるようになれば、次のマウスピースに交換し更に移動を行います。
    これを繰り返し、目標の位置へ移動させます。
  5. 予定位置への移動後、咬み合わせのチェックを行い、問題がない場合は診療終了となります。


ワイヤー矯正

歯の表面に弾力のあるワイヤーを装着し、その弾力を利用し歯を動かしていく矯正治療です。
歯科矯正という治療において一般的なイメージで想像されることの多い方法で、移動のガイドとしての細かなワイヤー調整を行うことでほとんどの症例に適応する矯正方法です。しかしながら、口腔内にワイヤーがあることでの見た目の問題、違和感等はやや大きくなります。
矯正装置は歯に固定しますので、装着後は自分で外すことはできません。
装置は繊細ですので、脱落しないよう極端に硬い食べ物やガムや飴などの粘り気のある食べ物は避けていただくことが必要になります。また、装置が変色しないようにカレーなどの色の強い食べ物も避けていただく必要があります。
装置の装着後は歯磨きが難しくなるため、虫歯になるリスクが高くなり、いつも以上に歯磨きをしっかり行う必要があります。




歯の表面に接着して治療します。形が複雑なため、歯磨きには注意が必要です。


隙間をしっかり歯磨きしてください。


治療の流れ
  1. 口腔内診査(虫歯の有無や歯肉の状態、現在の歯の生え方を確認して今後の基本計画を決定します。)
    レントゲン撮影(レントゲン撮影を行い、永久歯の大きさを確認します。)
    模型作成(型取りを行い、参考模型を作成します。)
  2. 歯の調整後、型取りを行い、模型上で装置を作成し、口腔内にセットします。セット後はワイヤーの力がかかりますので鈍痛や違和感がありますが、次第に収まりますので心配ありません。
  3. 1週間〜1ヶ月程度の期間をあけながら歯の移動量をチェックし、その都度ワイヤーの調整を行っていきます。また、歯磨きの状況によって歯磨き指導を行い、矯正中の虫歯発生の予防を行います。
  4. 歯の移動が終了したら、咬み合わせのチェックを行い、問題がないようならば後戻りを防ぐために歯の固定を行います。固定は歯の裏側より行いますので目立ちません。
  5. 固定後、後戻りや使用感のチェックを行い、問題がない場合は診療終了となります。


補綴矯正

歯を形成し、冠を被せてしまうことで歯並びの修正を行う方法です。
軽度の不正咬合であれば神経の処置を行う必要がないため治療期間は短く、また治療中は仮りの歯を作成するため、見た目の改善は早いというメリットがあります。しかし、重度の位置異常がある場合は神経の処置が必要になり、そのため処置期間は1〜2ヶ月程度かかります。また、健康な歯を形成するため、歯自体にも多少のダメージがあり、セット直後は冷たいものがしみる場合がありますが、時間経過とともになくなります。
終了後、当院では破切、脱離に関して5年間の保証期間を設け、その間にかかる費用は無料としております。


歯を被せることで、歯並びを整えます。


補綴物での歯並びを、周りの歯に合わせ作成します。


治療の流れ
  1. 口腔内診査(虫歯の有無や歯肉の状態、現在の歯の生え方を確認して今後の基本計画を決定します。)
    レントゲン撮影(レントゲン撮影を行い、永久歯の大きさを確認します。)
    模型作成(型取りを行い、比較用の参考模型を作成します。)
  2. 歯の形成を行い、仮りの歯を作成します。必要があれば、この時に神経の処置を行います。
  3. 仮りの歯を使用してもらいながら最終的な補綴物の形態、色の修正を行います。型を取る前に歯肉の状態確認のために、歯石除去や歯面清掃、歯磨き指導などを行う場合があります。
  4. 仮りの歯で問題がない場合、型を取り最終補綴物を作成します。この段階で色調の最終チェックは技工士立会いの上で行ってもらいます。
  5. セット後、咬み合わせのチェックを行い、問題がない場合は診療終了となります。

ナビゲーション